プラン・見積書・資金計画書のトータルサポートシステム

 住宅の提案用ツールとして、住宅メーカーや工務店では様々なプレゼンソフトやCADが使用されている。特に一般のお施主にとっては設計図面だけではイメージが伝わりにくいため、コンピュータグラフィックスによるパース提案が今や当たり前となっている。

 しかし、住宅の提案に必要なのはパースや間取りプランだけではない。いくら素晴らしい外観や内観、間取りであっても「その家がいったいいくらで建つのか?」がわからなければお施主は決断が下せない。
プランの提案時には必ず「見積書」が必要であり、プラン(パースや間取り)だけでは片手落ちである。また、その「見積書」もお施主にとって現実的に支払が可能な金額でなければ意味がない。そのために個々のお施主に合った「資金計画書」も必要となる。
これらが揃って初めて、「仮契約をしていただければ、じっくり詳細設計に入ることができますよ」と言えるし、またお施主も「これなら払えるわ」と仮契約や設計契約に合意するのである。この時点が業者指定を勝ち得た瞬間であり、競合他社の追い落としとなる第一の関門である。それなのに関門を避けてプラン作りにのめり込んでしまう工務店は多い。

 クルクルと変わるお施主の要望に振り回されながら、膨らんでしまったプランの見積書を後日持参したところ、予算が大幅に足りないことがわかって仕様をダウンし、お施主の夢がしぼんでしまい不満だけが残ったという話もよく聞く。
一方、あるローコスト住宅メーカーの話では、施主側が「一生に一度のことだからこの際に」とオプションを追加する傾向が強いらしい。オプションのため追加費用がかかるにもかかわらず、お施主は「自分の家は特別仕様だ」と満足度が高まるそうだ。また、その時点では競合には断りを入れさせているから価格交渉も有利に運ぶ。

 以上のように、住宅の提案時には「プラン」「見積書」「資金計画書」の3つが必須であり、どれが欠けても成り立たない。「いつまで待っても見積もりが出てこない」「果たしていくら掛かるかわからない」では発注したくても契約しようがなく、競合の参入を許してしまう。その結果、値引きとなったり最悪の場合失注となるのだ。

 提案の際にはこの3つを同時に打合せることが絶対不可欠であり、まさに住宅提案の三種の神器と言える。

 ところが、パース作成のためのツールはたくさんあるが、実用的な見積書や資金計画書を作成するための機能を搭載しているものはほとんどない。また、それぞれ独立した機能を持つツールは個々にはあっても、相互に連動しているケースは非常に少ない。住宅提案にはこの3点セットが必須であるのにもかかわらずである。

 また、お施主にとって「費用がいくらかかるか」が重要であることと同様に、作り手側にとっても個々の案件の利益管理が非常に重要となる。競合との値引き合戦に巻き込まれた場合、「いくらだったら請けるのか、また、やめた方がよいのか」という受注の可否の判断力が今後生き残る上での必須条件となるだろう。

 安心計画は、この3つのツールを効率よく連動させ、工務店の提案力と管理力をトータルサポートするシステムを提案している。

●「見積実行計画 forウォークインホーム・プラス」
 「予算を見ながらプランを作る」というポリシーに沿って開発したというだけあって、原価や利益のタイムリーな掌握を可能としたソフトだ。
ウォークインホームの強力なビジュアル提案と見積書が連動するリアルタイムのプレゼンを実現する。資金計画にはじまり、さらにコストダウンやキャッシュフローを管理するために必須となる工程表の自動作成機能や分離発注機能に加え、現場写真管理、工事台帳の作成、OB顧客管理、と拡張性も高く、一連のデータを効率よく活かす統合システムである。

 最大のポイントは実行予算システムにあり、現場単位・業者単位で原価管理をおこなえ、追加工事の発生時を含めいつでも瞬時に粗利状況を把握できる。まさに提案力と管理力を兼ね備えた強力なトータル支援システムと言える。

●「リフォーム計画 forウォークインホーム・プラス」
 リフォームならではのビジュアル提案と、リフォーム特有の複雑な見積りに対応したリフォーム専用トータル支援ソフト。お施主の目の前でビフォーからアフターへとリアルタイムにプランを変更でき、圧倒的な提案力を見せつける。

 「リフォーム計画」はウォークインホームと双方向に連動する唯一の見積システムで、ウォークインホームの3Dデータを既存・改築・増築エリアに分け、解体・復旧個所を指示することにより、一般的な見積システムでは成しえない詳細なリフォーム積算・見積と業者別集計を可能としている。

 部屋ごとの予算が確認できる部位別見積りや、原価割れを防ぐための最低金額設定、拾い漏れ防止のための各種機能を搭載しており、産廃処理費や小運搬費の算出、網戸の網の張替やコンセントのプレート取替などの少額工事も見逃さない捕捉機能も備えている。分離発注機能による業者別発注一覧は全体を把握しながら各業者と値引き交渉するのに便利な機能だ。リフォーム業に新規参入する企業での見積・発注業務の社内標準化にも打ってつけのシステムである。

 安心計画ではこれらのソフトを販売するだけではなく、導入についての効果的な国の助成金活用法も全面サポートしている。同社は公的助成金研修の指定教育機関でもあり、上記システムも指定研修教材として認定を受けている。
この研修は即戦力養成のための4〜6日間の集中講座であり、上記システムの効果的な運用ノウハウをコンサル・徹底指導するもので、研修終了後は上記ソフトが教材として無償交付される。
昨年の夏以降20社以上が受講、既に半数以上に助成金とソフトが交付済みであり、好評のうちに現在も続いている。ただし、受講資格として、雇用保険料の滞納がないことや、資本金(3億円以内)や従業員数(300人以内)などの条件があるため詳しくは安心計画に問い合わせたほうが良いだろう。

 強力な支援ツールとその効果的な活用法、このどちらか1つが欠けても最大限の効果は得られない。安心計画はこの両方を提供することを目的とし、地場工務店に向けて活発な提案活動を続けている。

「日本住宅新聞(D&D) 2010年3月25日」

株式会社 日本住宅新聞社 http://www.jyutaku-news.co.jp/

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